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DEAD PRESIDENTS

日常とその他と、またその他。

DEAD PRESIDENTS

I'm out for dead presidents to represent me.

2016年にシャカちゃんが聞いたアルバム part.3

無事に2017年になりました。年末年始というのは、本当に不思議な物で、別になにかある訳でもないのに気持ちがサワサワザワザワして、なんか体育祭とか文化祭の前の日の最後の準備の時ってこんな感じだったなぁと思い出す。

人は、正月であるのを理由に死ぬ気でのんびりしようとする。コタツとみかん。みんな血眼になって家でのんびりしようとするのだ。ここが他のバケーションとは違うところで、レジャー施設に遊びに行く人は少ない。ほとんどの人が自宅や実家で家族と余暇を過ごすため、街から人がいなくなる。あれだけ年中ブイブイ言わせてるディズニーリゾートですら、クリスマス以降の年末年始はほとんど客が入らないらしい。まぁそもそも正月に洋風の施設というのも日本人としては割に合わない。ハワイに行くヤツとか頭がおかしいとしか思えない。日本のディズニーランドの会社側も確実にみんなコタツに入っている。

そして、この時期、日本人全員が「まぁ正月だからね!」という理由で、普段より高い飯を食い、昼から酒を飲み、普段出来ない怠惰な生活をする。おせちに年越し蕎麦、そして日本酒、焼酎。もはや日本的な物で高そうなヤツなら全部持ってこい状態である。

刺身?持ってこい。寿司?持ってこい。ここまでは分かる。私もそうだ。しかしここに、カニ?持ってこい。と、こうなるのが気に入らない。全然理解が出来ない。そもそも、正月じゃなくても言えることだが、カニがおいしい物であるという認識が日本人の中で止まらない。

果たして、カニが本当においしいのかどうか今一度考えてみてほしい。昆虫とほぼ変わらないその見た目。天敵に食べられないために殻に身を固めるという進化がゆえの食べにくさ。その食べにくさという難関を乗り越えた後に現れるさけるチーズみたいな身。たいして味もしないその身をハムハムしながら、カニおいしいね!と笑顔で人は言うのだ。カニプリプリだね!と。果たして、それは本当に本心からの言葉なのか。そもそもカニが大好物という人に今まで出会った事が無い。

人間はカニを食べてる時は美味すぎて無口になる。という説があったが、これは美味いからではない、食べにくいからだ。そして、食べにくさを乗り越えたのだからせめて美味いと思おうという必死さが生み出した無口だ。 寿司屋で飲むカニ汁は美味いのは、カニが美味いからではない。みそ汁が美味いからだ。カニなどただのダシ。みそ汁のレパートリーが増えるだけの話で、ただでさえ味が無いのにダシまで取られてしまったら、カニ汁のカニの身はもはや線の固まりである。

 

しかし、一つだけ言える事は、食べている人が幸せならそれでいいのである。

 

そんなこんなで、レポート試験に追われた結果、更新が遅れました2016年名盤特集。行くぜ!

R&B / HIP HOP部門

HERE / Alicia Keys

HERE

HERE

私がLauryn Hillの次に敬愛する女性アーティスト、説明不要、不動の歌姫AliciaKeysの4年ぶり6枚目。思えば、前作が母親になって初めて発表した名盤「Girl On FIre」だった訳ですが、

Alicia Keys / Girl On Fire

4年の間にKendric Lamerとアメイジングスパイダーマンの主題歌"It's On Again"やチャリティソング“We are Here"、警察官による黒人射殺事件を受けた"We Gotta Play"を発表するなど、そのブランクを感じさせないほどに精力的に活動してきた彼女ですが、

前作が母親になってからの作品という事で、女性としての喜びや葛藤、女性という自分自身の中に渦巻く感情をネガティブなトピックもありながら、前向きにまとめたアルバムであったのに対して、今作"HERE"はアメリカという国やニューヨークという大都市で女性が生きて行くという部分に焦点を当てたアルバムのように感じました。

というのも、今回のアルバムに対して、Aliciaが「自分を隠すのはやめよう」というメッセージのもと、NoMakeUpというハッシュタグでノーメイクの自分をインスタに投稿したり、今回のアルバムのヴィジュアルもほぼほぼノーメイク。前作までのメイク全開の華やかなイメージとは対照的に、ありのままの自分をというメッセージが込められています。(個人的にはこのAliciaの方が好き。ドキドキ)

原点回帰とまで言えるほどに、NasのOne Loveのサンプリングがあったり、非常に1stのヒップホップを基調としたサウンドが舞い戻ってきたイメージ。前作で、ほぼほぼ極限までの完成度が追求されていたので、今作ではいい意味で土臭さが根底にある感じで、雑多で良い。

また、本人が今回のアルバムを"ニューヨークへのラブレター"と言っているように、アルバムに先駆けて発表された"The Gospel"というショートフィルムでは、今作収録曲をバックにニューヨークの光と闇が映し出されていて、アルバム自体にも"Holly War"などコンシャス内容も多い。

Alicia Keys / Holly War

思い返せば、N.W.AのFxxk The Policeもそうだったように、人種のるつぼと呼ばれるアメリカにおいて、やはり黒人射殺事件等の人種・性別差別的な事件が起こると、それに対する反抗や主張が強くなり、楽曲に説得力を持たすのかも。キング牧師が暗殺された1968.04.05当日にボストン市長の講演中止要請を受けながら、LIVEを予定通り決行したジェームスブラウンのように。

Beyonce / Lemonedo

Lemonade

Lemonade

  • Beyoncé
  • ポップ
  • ¥2500

こちらも説明不要でしょう。現状の全ての女性アーティストの中でトップと言って間違いないビヨンセ。アルバム総セールス1億枚超、女性アーティストとしてグラミー賞史上最多受賞記録を持ち、ソングライター、パフォーマー、プロデューサー、ダンサー、女優として活躍しながら、一児の母としての顔をも持つ最強ヒロイン、ビヨンセの最新アルバム。

今作は、Jack White、The Weekend、Kendorick Lamer、James Blakeら、非常にバラエティーに富んだ、正に“旬”なアーティスト陣と初顔合わせとなるコラボレーションを収録。最強の布陣。今年のグラミーの大本命でございます。

前述のAlicia Keysが女性の弱さや葛藤を描いているのに対して、ビヨンセはあくまで女性の強さを歌う。夫であるJay-Zをエレベーター内で蹴り飛ばしたというゴシップも流れましたが、まさに、姐さん!という感じ、歌う北斗晶

そもそもAlicia Keysと同い年の彼女ですが、やはり比べられることも多く、同じく同い年として比べられてきた、MichaelJacksonとPrinceに照らし合わせると、AliciaがPrinceならビヨンセは間違いなくMJ。Aliciaがアーティストなら、ビヨンセはエンターテイナーなのです。

"Fomation"では、「自分のニグロっぽい鼻も大好き、ジャクソン5みたいな鼻腔でしょ」と、MJへの愛とともに、戦う黒人女性としての気概も標準装備。またも爆弾を落としたという印象のビヨンセでした。

Beyonce / Formation

 Bruno Mars / 24K MAGIC

はい来ました。大本命。俺がこの一年で間違いなくダントツに1番聞いたアルバムがマーズさんでした。前作までの二作がレゲエあり、バラードあり、ヒップホップありの一枚で全部楽しめるバイキング形式だったとすれば、今回のアルバムは全曲通して、70's80'sPopsを大胆にリバイバルするという統一感のコース料理という感じ。

先行でビデオが公開されたタイトル曲の24K MAGICを筆頭に、身体つきが良い女の子が好きだよと歌うChunkyから、ジェームスブラウン寄りファンクである"Perm"へ、そして現代版のNewJackSwingをバックにボビーブラウンが乗り移ったかのような"Finnesse"まで。最高の一言。
Bruno Mars / 24K MAGIC
 
バイバル系で言えば、Pharrelが2014年にプロデュースしたRobinThickeのBullers Lineが、MarvinGyeの遺族にWhat's Going Onのパクリではないかと言われてが敗訴して、この曲がダメなら音楽業界終わるやんけ。と思ったのも記憶に新しいのですが、ここまで真っ向勝負でリバイバルして、しかもサンプリングとか使わずに"何かっぽい"を極限まで追求されると、もう何も言えなくなりますな。
robin Thicke / Blurred Lines ft. T.I.,Pharrell
 ここ数年、PharrelやDaftPunk、MarkRonson等と共にディスコリバイバルというトレンドを牽引して来たマーズさんですが、今後のUSのトレンドが24K寄りになっていくのか、それともそもそもブルーノマーズじゃないとここまでの物は作れないのか。
 
2017年も楽しみですな。