DEAD PRESIDENTS

日常とその他と、またその他。

DEAD PRESIDENTS

I'm out for dead presidents to represent me.

Apple Musicを使った方が良い理由 pt.1

 
こんにちは。
彼氏が出来た途端に急に付き合いが悪くなり、妙に上から目線で男に接するようになった女友達に対して、「お前が登ったと思ってる階段、そんなに高くねぇぞ?」と言い放った私の友人(男)にはもう3年も彼女がいません。
 
最近は、時代とともに世の中の音楽の接し方が変わってきまして、レコードがCDになり、そして今やストリーミングという形で音楽が発表されるようになってきました。
 
まぁ業界的には賛否両論(こんなもん、音楽に価値が無いって言ってるようなもんじゃねぇか等)がある音楽ストリーミングサービスですが…
 
先日、これまでYouTubeからアプリで音楽を落として(違法です!)聞いていた男友達が、最近AWAに登録して音楽を聴いているとのことで、「なんで(今まで無料で聴いていたのに)ストリーミングサービス(月額払って)で聴くようになったの?」と聞いてみると、
 
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AWAサイバーエージェントとエイベックスが出資する国産のストリーミングサービス
 
"だって、YouTubeの音源って音質悪くね?しかも使い勝手悪いし、だったら金払ってもAWA使うわー" と、カシオレを片手に語っていて、ストリーミングすげーーっ!!と静かに感動したわけです。
 
私自身もApple社のストリーミングサービス"Apple Music"の提供開始と同時に登録して、ずっと使ってますが、ハッキリ言って、これは"未来"です。
その友達の意見や、自分自身が使ってみて、賛否両論あるけど、あれだけ違法ダウンロードが蔓延してた現代において、はるかに音楽に貢献してね?と思ってしまった次第です。
 
とまぁそれ以前に、リスナー側でも作り手側でも、音楽に携わる人間として、これ知らないのは"ヤバイ"です。おそらく。

ところで、ストリーミングサービスって何よ!?

とは言え、最近始まった音楽ストリーミングサービス。まずそれ自体良くわかってない人が多いかもしれません。

簡単に言えば、ストリーミングサービスとは、月額料金を支払うと楽曲が聞き放題になるという定額制音楽サービスです。

日本で利用出来る(日本語で提供している)主な音楽ストリーミングサービスは、

これらのサービスが挙げられます。

自分は、Apple Music以外使った事ないので、特に各社の比較とかは出来ないしする気もないので、そーゆーの興味ある人は以下の記事読んでみてください。

www.shellbys.com

この近年爆発的に増加する音楽ストリーミングサービスですが、その歴史としては、天才起業家ショーン・パーカーらが開発した伝説的な音楽サービス「Napstar」が、大きく展開されたストリーミングサービスの元祖であると言われています。

 

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※1991年に天才起業家ショーン・パーカーらによって開発され、その後物議を醸す結果となったNapstsr

Napstarとは、1991年に設立され、2003年にアメリカで提供開始されたサービスであり、月々の定額で音楽を聞き放題という、現在のストリーミングサービスそのものでした。しかし、当時としてはあまりにも斬新すぎたため音楽業界やレコード会社から強く批判され、著作権侵害の裁判まで起こされる結果となります。

ちなみに、ネット上で音楽をデータとして販売したApple社の「iTunes Music Store」が、サービス提供開始したのも同じ2003年です。そこから考えてもNapstarがいかに早すぎたかお分かり頂けるでしょう。

そのような影響もあり、日本にも一時期進出したNapstarでしたが、あまり大きく展開される事無くサービスを終了してしまいます。

ちなみに、Napstarの開発者の一人であるショーン・パーカーは、後にFacebookの初代CEOとなります。ようは、もう才能が溢れちゃうわけですね。止まらないんですよね。よく分かります。

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Facebook誕生の裏側を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」では、ジャスティン・ティンバーレイクがショーンパーカー役を演じてましたね。私の伝記映画がやる時は、成宮寛貴氏にお願いしようと思っています。

まぁそんなこんなで一度は消滅してしまった音楽ストリーミングサービスですが、その後新たなサービスが生まれます。それが「Spotify」です。(現状、日本ではまだ利用不可)

Spotifyは2006年にスウェーデンで創業され、2008年にサービス提供開始されたサービスです。Spotifyは開始から一年足らずでヨーロッパの中高生を中心に800万人ものユーザーを獲得し、ブームとなります。

2011年にはアメリカにも進出し、ユーザーを増やし続け、現在では7500万人ものユーザーがいると言われています。

この爆発的に広まったSpotifyですが、当然Napstarと同じように批判の的になります。しかし、Napstarの時より少しだけ時代が進んだ世の中で、どうやら普通に音楽やってたら飯食えないぞ?と気付き始めたヨーロッパの若手バンドたちがこぞってSpotifyから楽曲を発表し始めます。

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スウェーデンで設立され、世界中で爆発的にユーザー数を増やし続けるSpotify

ただでさえ儲かっていないレコード会社に、自分たちのテープを送ってチャンスを待つんだったら、Spotifyで発表した方が宣伝効果あるっすよね?となった訳です。

だって、Spotifyには何千万人という中高生ユーザーが集まっているのですから。

闇雲に発表して、チャンスを待つよりは遥かに宣伝効果があるでしょう。

実際、イギリスのあるバンド(すいません、名前は忘れました。)は、Spotifyでの口コミで人気を集め、CDはほとんど売れていないのに、LIVEでは数千人を集客する。という事例もあるぐらいです。

音楽が好きだから、違法ダウンロードしてる??

そもそも、前述の私の友人のように、違法ダウンロードで音楽を聞いていた人間は、決して音楽が嫌いだから違法ダウンロードしているのではなく、好きな音楽がタダで聞けるから違法ダウンロードしている訳で、音楽が好きであるということに代わりは無いのです。(まず、嫌いなら、違法ダウンロードすらしないでしょ?)

そのようなリスナーに安価で使い勝手の良い音楽サービスを提供出来れば、より音楽業界に可能性が広がる訳です。

このSpotifyの成功によって、世の中の音楽に対する価値観が変わり始め、様々な世界的企業が、この音楽ストリーミングサービスに興味を持ち始めます。

最近では、世界的なHIP HOPアーティスト/実業家である「JAY−Z」までもが参入し始めるという、いま最も加熱している音楽ストリーミングサービス市場。

と、全然本題のApple Musicに入れていませんが、ここら辺でマジで飽きてきたので、また続きは今度書きます。 


次回、「我々Black Music好きにとって、Apple Musicは最高のDigり場である。」(Apple Musicを使った方が良い理由 pt.2)

気が向いたら書きます。。。